いざ上棟

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「建前」と「上棟式」

日本の伝統的な木造軸組構法における重要な工程と儀式です。

建前は、木造建築の骨組みを組み立てる作業を指します。
事前に加工された柱や梁などの部材を現場で組み立て、建物の骨格、軸組を形成します。
通常は1日か2日で一気に屋根の野地板まで組み上げますが、建物の規模や複雑さによって異なります。

建前が完了すると、上棟式が執り行われます。上棟式は建築の節目を祝う儀式で、建物の無事完成と居住者の安全を祈願するために行います。

一般的な流れは以下のとおりです:

  1. 棟木に装飾された「御幣(ごへい)」を取り付ける
  2. 大工の棟梁が屋根に上がり、四方を祓う
  3. 棟梁もしくは神主が祝詞(のりと)を唱える
  4. 餅まきや直会(なおらい)と呼ばれる宴会を行う

建前の事前作業

建前の前日に「土台敷き」を行います。
事前に防蟻処理を施し、断熱施工も済ませております。

建前の施工事例

防蟻処理

土台敷き後、速やかに防蟻処理を行います。

断熱施工

隙間なく断熱施工を施します。

構造用合板

厚み・強度共に高い構造用合板を採用。

上棟式は建築主、大工、餅まきなんかは近隣住民の方々も参加します。
最近では行わないケースも増えてきておりますが、地域との関わり合いなんかを考えると必要な儀式かなと思います。

日本の建築文化の独自性を示すとともに、日本の文化的アイデンティティの一部として大切にしていきたいです。

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